SIZE: 61× 45.7 cm
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1977年の夏にサイ・トゥオンブリーがアレクサンダー・ホープの翻訳したホメロスの「イーリアス」をもとに「10の部分からなる絵画」の制作を開始。翌年に完成した「イリアムの50日」というタイトルのこの作品は、ホメロスの叙事詩に登場する事件をトゥオンブリー特有のテキストとイメージによって想起させる。10枚のキャンバスはまるで物語を展開させるように互いの間を行き来している。7枚目がこの「House of Priam, 1978(プリアムの家)」。
作品は「Fifty Days at Iliam: House of Priam, 1978」
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【Cy Twombly|サイ・トゥオンブリー】
1928年生まれ、2011年没。アメリカ・レキシントン出身。ボストン美術館付属美術学校・ニューヨーク美術学生連盟(アメリカ)で学ぶ。57年よりニューヨークからイタリアへ移住。
1965年にハウス・ランゲ美術館(ドイツ)をスタートし、美術センター(ベルギー)とアムステルダム市立近代美術館(オランダ)を巡回。1968年「Paintings and Drawings」ミルウォーキー美術館(アメリカ)に個展を開催。1975年「Paintings, Drawings, Constructions 1951-1974」ICA フィラデルフィアをスタートし、サンフランシスコ近代美術館とアメリカを巡回。1976年「Dessins 1954-1976」パリ市立近代美術館(フランス)、1979年「Paintings and Drawings 1954-1977」ホイットニー美術館(アメリカ)、1981年「Skulpturen」ハウス・ランゲ美術館(ドイツ)、1984年「Oeuvres de 1973-1983」ボルドー現代美術館(フランス)など個展を開催。1988年はヴェネツアビエンナーレに出品。1988年はポンピドゥーセンター(フランス)、1994年「A Retrospective」はニューヨーク近代美術館からスタートし、メ二ルコレクション・ロサンゼルス近代美術館とアメリカ巡回から新国立美術館(ドイツ)で開催。2003年「Fifty Years of Works on Paper」エルミタージュ美術館(ロシア)からスタートし、The Pinakothek der Moderne(ドイツ)・ポンピドゥーセンター(フランス)・サーペンタインギャラリー(イギリス)・ホイットニー美術館・メ二ルコレクション(アメリカ)を巡回。2012年「Sculptures」フィラデルフィア美術館(アメリカ)、2016年はポンピドゥーセンター(フランス)、2019年「Portraits.」国立ポートレートギャラリー(イギリス)など世界各地で個展を開催。国内では2015年「紙の作品、50年の軌跡」原美術館(東京)で個展を開催。
1996年「高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門」、2001年「ヴェネチアビエンナーレ」に出品し「金獅子賞」受賞。
作品はブランドホルスト美術館・メ二ルコレクション美術館(アメリカ)などに常設展示され、ポンピドゥーセンター(フランス)やフィラデルフィア美術館(アメリカ)などに収蔵。国内では国立国際美術館(大阪)、DIC川村記念美術館(千葉)、いわき市美術館(福島)などに収蔵。